考えながら動く~スポーツから子どもの頭脳を鍛えよう~

 

 

今日は「勝つため」に何を取り組むべきか?考えてみました。 スポーツで勝つためには・・・・!

 

学生時代の私は「ひたすら練習」と考えていました。

人より、多く練習すればよいのだという事を「勘違い」していました。 でも、それは違いました。

 

人より「努力」は不可欠ですが、 ただ「がむしゃらに努力」しても勝てないという事に気が付いたのは

学生よりもっと後のことでした。

そう。 勝負に「勝つ」ためにはまず「戦略」や「取り組むための思考」が必要だったのです。

「技術向上」にともなう 「頭脳」

いくら、「上手にプレイ」できる子でも、 そのプレイするものが、

「上手に生かされる」ことができないと、 その子は勝ちあがれません。

 

私は個人競技のテニスをしていましたが、

個人プレイの場合は 初めから最後まで「全部一人」で試合を組み立てることになります。

自分で考える「能力」がなければ、 いくら良いショットがあっても、試合に勝つことができません。

 

団体競技であったら、監督やコーチの指示も重要ですが それでもコートやそのフィールドに入った選手は、

すべてが自分の「頭脳」がものをいいます。 この頭脳がなければ、上へ行くことはできません。

 

一方、頭脳プレイというよりは、自己の記録向上向き合って取り組むような競技もあります。

 

「陸上」「アーチェリー」「ウェイトリフティング」「水泳」など、 瞬時に決まってしまうような スポーツや、

自己の記録を伸ばすような競技はあまり頭脳は必要ではないのでは? でも、それも違います。

その競技に取り組む方法、取り組む姿勢には、「考える」力が大きく影響します。

先日、たまたま小学生の教科書を開いていたら、 陸上の高野進さんの文章が載っていました。

これがまさに、その「答え」だと感じました。

 

 

その内容は 「ただ指導者に言われたままでは、良い記録が出なかった。」

 

 

「自分で良く考え、そして動いて(チャレンジしてみて)、そしてまた考えてみる。

これは、本当に大切なことなのだ」 と、高野さんは述べていらっしゃいます。

 

私たち大人が飛ばす指導の中には、子供を考えさせない 指導が多くあることを私は感じています。

 

その時の結果は、とても出るものでも、 もっと子供たちが成長するにつれて、

活かせる「自分で考える」こと。 それが、生きる力・・・!

 

フィジパでは、「考える・頭脳を鍛える」場所でもあります。 指導者は、「正解」を教えません。

 

「正解を伝えると、子供はすぐに習得できる」ようになります。

でも、自分で感じて、正解を見つけていく事で、 自分で考えた「正解」を「体を使って、脳を使って」覚えていきます。

 

保護者様には、すこしだけ歯がゆい思いをさせることもありますが、

その回り道をしているような現場こそ、本当に良い結果に結びつくことも 実感していただいています。

 

「子育ては待つことが大事」と言われますが、 それは指導の現場でも、「待つ」ことの意味を感じています。

 

すべては、「考える子」にしていくため。 「頭脳を伸ばす」ためです。

 

高野進 考える

ugoite

この高野さんの文章は、そんな事を教えてくれる文章でした。

※代表のカナエ先生のブログから引用

 

 

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