基礎能力って「体力」以外どんなことがあるのですか?~ビジョントレーニング~
先日サッカーのジュニアユースに所属する選手へ
ビジョントレーニングをしました。
でも、たとえば合唱で、そもそも「地声」しか出せない子が
音を響かせる合唱を歌えるのか?っとなると、
まずは君、声の出し方を学んだら?となるでしょう。
何事も「基礎能力」が必要ですね!
だから、スポーツでは基礎能力の一つである
「体力」は、どのスポーツにも大切な事でしょうから、
サッカーボールを蹴らないで、テニスのラケットを置いて、
野球のバットを使用しないで、
まずは体力をつけるためのランニングなどで体力を向上させるのです。
ところが、スポーツには体力以外の力が必要なものなのです。
多機能な能力を持ち合わせなくてはなりません。
スポーツの技術そのものを行う事ではなく、
その基礎能力がどれだけあるかが、技術の向上に結びつけるのです。
その中でも、フィジパで大切にしていることがあります。
①眼で情報を正確にキャッチできるか
②その情報を脳で正確に捉えているか
③脳からの指令をしっかり体を動かせるまでできているか。
サッカーの場面で取り上げましょう。
よく、「首を振れ!」とコーチたちは言いますが、あれはどうしてでしょう?
ただ、首を振ることが大事なのではないことは、
親御さんはもちろんおわかりでしょうね。
でも、選手たちは実際首を振って
実際しっかり眼でその情報をキャッチしているのでしょうか?
その視覚に入って来ている情報は正しい見え方をしているでしょうか?
さらに、その情報は正しく脳へ伝えているのでしょうか?
脳へ届いた情報は、しっかり体へ伝達できているのでしょうか?
ビジョントレーニングをしていると
本人は見ようとしていても、まともに眼が一点を見つめることができないお子様も多いです。
脳から指令を出しても、
単純な動きですら、
コントロールができない子も多いです。
これは、決して運動音痴な子ではありません。
むしろ、足が速かったり、持久力もあったり、
またサッカーの技術が高い子でも、
こんな簡単なことができない子が多いのが驚きの実態です!
言い換えれば、
この基本的なものができてくれば、
もっと技術は向上できるというのは
言うまでもありません。
合唱ではオンチではないけれど、音やリズムはきちんととれる子が、
きちんと「発声」を身につけて音楽の力をあげるのと同じです。
このようなスポーツのビジョントレーニングですが、
先日はサッカーのジュニアユースの選手たちに行いました。
その中の一人の子はケガをしているため、
あまりボールを蹴ることができていません。
でも、このトレーニングを本気ですれば、
いまのような能力が向上して、フィールドに戻ることができるでしょう。
がんばれ!
+++++++++++++++++++++++++++++++++
**スポーツビジョントレーニング**
【フィジパ道場教室】
スポーツキッズ・・・毎週金曜日 17時半~18時25分
ジュニアアスリートクラス・・・毎週金曜日 17時半~18時55分
【個別サポート】
①東北沢教室:マンツーマンレッスン
②出張教室 :マンツーマン or グループレッスン
【チーム】
〇ビジョントレーニング講習会(およそ2時間)