「バカ」はすごい!?~東京大学の面白い取り組みに学ぶ~
大変興味深い記事がありました。
東京大学で、生田教授の研究室に名物があるのだそう。
その名も「卵落としコンテスト」
ルールは「30メートルの高さから生卵を落としても割れない装置を、レポート用紙と同じA5サイズのボール紙1枚と100円の接着剤だけで作ることなんだそう。
ボール紙で飛行機を作ってそこに生卵を載せてもいいし、パラシュート的な装置を作ってもいい。学生たちには1週間の時間を与えて、装置を作ってもらうそうです。
写真は卵落としコンテストの様子。
ビルの窓から卵を落とすのだそう。
そして、びっくりなのがこの結果!
実は東大生の成功率はわずか1~3%。
航空力学に詳しいはずの名古屋大機械・航空工学科の学部生でも10%以下。
それに対して、小学生や高校生は軒並み成功率20%を超えるのだそう!!
「真面目一直線で生きてきて、受験勉強や狭い専門知識に凝り固まってしまった大学生たちの頭の固さが如実に表れる結果となっています」
(東京大学の生田幸士教授)
そして成功する子どもたちには、ある特徴があるんだそうです。
それは「よく遊んでいること」と「よく手を使ったものづくりをしていること」
なのだそうです!
「結局、より多く遊んだり、ものを作ったりした経験をしている子どものほうが、東大生より空想力やイマジネーション力で上を行くということなんです。
そしてさらに気になるのは次の部分。
「失敗した東大生の中には、『風が吹いたから』『運が悪かった』と言い訳をする学生がいます。それは、風や周囲の状況のことを想定する想像力、イマジネーション力が足りないいうこととに他ならない。
イマジネーション力なくして、世界を変えるような革新的な研究開発やイノベーションを起こすことは絶対にできません。
私は、学生にいかに自分たちにイマジネーション力が欠けているか、そのことに気付いてもらいたいと思ってバカゼミや卵落としコンテストを開いているんです」(生田教授)
※文中
日経DUALは日経BP社が運営サイトを引用
もちろん知識はとても大事なのでしょうが、
結局起業でも必要なのは
「知識の詰め込み」なのではなく、
「経験からくる想像力」や「瞬時な状況判断」です。
コンピューターを作るのはソフト。
そのソフトを作るのは人間で
それは「創造性」ですもんね!
フィジパ道場でも
「与えられた題材」を創造力で工夫して行える
場面ばかりです。運動力があっても創造性に欠けている
事によってそれが成功出来なかったり、逆に運動能力がさほど
高くなくても創造性やイメージ力が優れてることによって
そのプログラムをクリアできる姿も見られます。
フィジパ道場は運動能力を上げる教室ですがこのような取り組み方や
創造力、イメージ力も伸ばすことも目標としています。
どんな子供が育つか楽しみです。