箱根駅伝を真似したい事・真似してはいけないこと~ジュニアスポーツから子どもを育てる~

 

【スポーツで子どもを育てる】
~脳発達を見ていくスポ-ツの取り組み方~
2021年
今年も箱根駅伝、盛り上がりましたね✨️
感動の逆転劇と
それ以外の選手や支える部員一人一人の
ストーリーがそこにある。
今年も素晴らしい感動をいくつもいただきました。
今日はその箱根駅伝での
監督さんの在り方に
少し視点を置いてみます。
箱根駅伝では
監督さんの「激」が
走っている選手に飛びますね。
そこでとても真似したいことと、
一般的に真似をしてはいけない事があることを
ここで話していきたいと思います。
選手として「耐えられる体」と
「踏ん張れる心」がある
駅伝は、
ただもう気迫で体を動かしていくものですね。
走っている最中でも
監督さんの「激」がとても力になると
選手のみなさんはお話されていました。
監督さんは、
選手がその時欲しい言葉をよく知っているのだと
選手と監督さんの関係が
本当に素晴らしいなと感じます。
そこには揺らぎない
信頼関係
がありますね。
これは、
とても学ぶべき内容でですね。
その選手が欲していると思われる言葉を
まさにタイムリーに声かけしていく!
選手が笑顔で手を上げて応えたりと、
選手には確実に監督さんの言葉が
エンジンとなっている事に感激でした。
さすが経験ある指導者の監督さんは
違いますね!
でも、
だからなのですが、
実際にはこれを「真似してはいけない」現場もあります。
心が耐えられる選手だから
成功まで導ける
のです。
大学は、
スカウトやセレクションで
その耐えきれる選手を「選択」していきます。
もしメンタルが弱ければ、
競技生活の中で
監督さんと選手との深い関係を作りながら、
耐えきれる「心」を作って行きます。

親が指導する場面は注意も必要!
ところが、
この美しい関係は
親が指導者である場合は、
少し変ってきます。
親と子が師弟関係という場合もありますが、
それは、教わる側の「心の才能」があるか
教える側の「その子にあった工夫」があって成り立つと感じています。
信頼関係があってこそ
厳しい練習に耐え、
時に鬼のような言葉でさえ
力になるのが選手なのですが、
「適している場面」
「適している選手」
「適している言葉」
「そして信頼関係」
これらがあって初めて、
「選手の発揮するための起爆剤」へと効果が発揮されていくのです。
しかしジュニア育成の中では、
これらができていないことにより、
「選手育成のために、選手を傷つける」場面があることを
知っておかなければなりません。
ご自身のお子さんが
そのあたりに適しているお子さんなのか、
しっかり見ていく上で、
チーム選び・学校選びをしていくことを
お奨めします。
もちろん、
厳しい育成の環境下でグングン伸びていく子もいます。
もしも、
厳しい環境下で伸ばしたいと感じたなら、
その現状を親御さんがしっかり理解して、
「親が指導者側」に立たない事も大事です。
親御さんが
「ジャッジ」や「必要以上の圧」をかけず、
暖かいエールを送り続けるご家庭は、
選手が「厳しい環境下」でも
踏ん張っていける確率を上げることができます。
名指導者が
やっているからといって、
お父さんやお母さんが真似てみた結果
逆に「親子の信頼関係」すら崩れるケースもあるので、
要注意なのです!
選手育成に
正解不正解はないですが、
「脳」には

「運動機能の司令塔」の役割もあるので、

かける言葉によっては
脳を萎縮させてしまったり、
逆に
いい方向に進む着火剤になったりします。
よく考えて使っていきたいですね!
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